あしなが育英会「第2回日本ファンドレイジング大賞」を受賞

 日本ファンドレイジング協会「第2回日本ファンドレイジング大賞」の発表が、2月6日都内で行われ、数ある候補団体の中からあしなが育英会が選出されました。(画像:受賞スピーチをする玉井会長=中=ウガンダ留学生のナルボワ・クリスティンさん=右=。左から日本ファンドレイジング協会堀田力代表理事、細川佳代子さん)

 この賞は、日本の寄付文化を支えようという目的で創設され、1年を通して、人々に感動と笑顔を与えた寄付募集の取組を行っている団体に授与されます。昨年の第1回大賞は、細川護熙元首相夫人細川佳代子さんが代表を務める「世界の子どもにワクチンを日本委員会」が選ばれています。
 受賞式は日本財団ビル内で行われ、会を代表して玉井義臣会長、岡嶋信治名誉顧問、ウガンダからの留学生らが登壇し、賞状とトロフィーを受けました。日本ファンドレイジング協会の堀田力代表理事は、「あしなが運動を通じて社会に善意の循環を生み出すと共に、広く日本の寄付文化の醸成に貢献した」と選考理由を述べ、会の活動を高く評価しました。
 この日76歳の誕生日を迎え、数えで『喜寿』となる玉井会長は受賞スピーチで、「ご寄付は、はかりしれないほど多くの方からのご支援であり、1円玉にも、100円玉にも1億円にも、それぞれに未来を子どもの教育に託したいという気持ちが込められている。それが私たちに使命感を与えてくれます」と、あしながさん(ご寄付者)へ感謝を述べました。
 また、「教育こそが全ての幸せにつながるもので、それが国家の平和あるいは国際間の平和をもたらすものである。いかにお金や、ミルクや毛布を配っても、本当のところ子どもたちはその一部しか手にしていません。世界の貧困国の子どもたちにまず普通の生活を送ってもらうように世界に呼びかけていきたい。勉強する子に世界中の大学に行かせてあげたい。その支援者を世界から募りたい」と、あしなが育英会が今後取り組むアフリカ遺児支援100年構想についても語り、この日参加していた、全国様々なNPOの関係者ら500人から大きな拍手をいただきました。