「子どもの貧困対策基本法の早期制定」「給付型奨学金制度の創設」など要望〜天国のお父さんの写真抱え、東京銀座で300人がデモ行進〜

 本会とあしなが学生募金事務局など共催の「第22回遺児と母親の全国大会」(大会会長・横井健太=東京農工大学4年)が12月12日、星陵会館(東京・永田町)で開催され、終了後は全国から集まった遺児母子300人が、父親の在りし日の写真や「貧困の連鎖を断ち切れ!」などの“ムシロ旗”を掲げ、銀座から日比谷公園までデモ行進。大道芸人のゴッシーさんも身長3メートルのあしながおじさんに扮し一緒に行進してくださいました。 NHKニュース 読売新聞記事 毎日新聞記事

 大会には、鈴木寛・文部科学副大臣藤村修・厚生労働副大臣ほか、菅原一秀議員(自由民主党)、高橋ちづ子議員(日本共産党)、保坂展人前議員(社会民主党)などを招き、高校生代表の岡村ミシェルさん(愛知県・高3)と母親代表の熊野八重子さん(岩手県)が涙ながらに父親を亡くした悲しみや現在の苦悩について作文を朗読。全国から集まった遺児母子300人は「子どもの貧困対策基本法の早期制定」、「給付型奨学金制度の創設」などの教育費支援、医療費の負担軽減など7項目の要望書を採択し、政府・各党代表に遺児家庭など貧困世帯の子どもの教育等に対する制度的救済を訴えました。 「要望文」はこちらから
 また、大会前日には、九段会館千代田区)で「母親座談会」と「高校生座談会」を開催。「母親座談会」には全国から遺児母子家庭の母親27人、「高校生座談会」には遺児高校生18人が参加し、生活や教育についての悩みや不安、政治に要望したいことなどを話しあいました。