小中学生遺児の作文集「天国のお父さんお母さんへ」(第2集)完成〜文部科学副大臣に贈呈〜

 小中学生遺児の作文集「天国のお父さんお母さんへ」(全国小中学生遺児のつどい〜参加者の作文集・第2集〜)を、6月17日文部科学省にて、寄稿者を代表し橋本青葉さん(小5)が鈴木寛・文部科学副大臣に贈呈しました。

 副大臣に手渡した文集は、「つどい」の中で遺児がつづった作文をまとめて、今年6月に発行したものです。52ページの中に23人の小中学生の作文、保護者の声などを掲載。遺児の声を多くの方に知っていただけるように、作文集は一般の方にも無料で配布します。ご希望の方は、あしながレインボーハウス(?042-594-2418)までご連絡ください。

 橋本さんは、「私は4歳のときにがんで父親を亡くしました。父の日にあわせて、みんなの声を天国にいるお父さんお母さんに届けたいです。鈴木副大臣やたくさんの学校の先生たちに作文集を読んでもらい、『つどい』のことをお父さんお母さんを亡くした子どもたちに学校で教えてほしいとおもいます。『ひとりじゃないよ』と伝えられたらうれしいです」と、鈴木副大臣に思いを語りました。

 全国的な小中学生遺児の心のケア活動は、2007年から「あしながレインボーハウス」(東京都日野市)で開始し、3年間で643人が「全国小中学生遺児のつどい」などに参加しました。副大臣に手渡した文集は、つどいの中で遺児がつづった作文をまとめて、今年6月に発行したもの。今年度に「全国小中学生遺児のつどい」開催を予定している1都4県の小学校などへ配布し、教職員を通じてつどいへの参加を広くよびかけます。

 遺児の思いを多くの方に知っていただけるように、作文集は一般の方にも無料で配布します。郵送料は本会で負担します。ご請求は、あしながレインボーハウス(電話042-594-2418、FAX042-594-7088、メールrainbow@ashinaga.org)まで。「作文集のタイトル」、「希望部数」と「送付先(お名前、郵便番号、住所)」をご連絡ください。

 なお、「全国小中学生遺児のつどい」の参加者も募集しています。今年はあしながレインボーハウスのほか、兵庫、宮城、福岡、岐阜でも開催します。案内など詳しい資料をお送りしますので作文集と合わせてご請求ください。つどいについてのご質問やご相談も、上記の連絡先で受け付けております。